エランビタールのニュース [水][活性][浄化]

すべてが「日本初」、最先端の浄水場、横浜市で稼働


1887年、日本最初の近代水道は横浜で給水を始めました。
以後、横浜は急速に発展し、現在は人口370万人を擁する大都市になっています。

・日本最先端の浄水場で日本最大の給水量
そんな横浜で、2014年4月、新たに日本最先端といえる浄水施設「川井浄水セラロッカ」
稼働を開始しました。最大の特徴は給水量17万2800立方m/日という、日本最大の膜ろ過方式
の浄水場であることです。
これは、1万分の1mmの小さな孔があいたセラミック膜に原水を通して汚れを取り除く仕組み。
砂などを使う急速濾過に比べて設備スペースが3分の1ですむそうです。

・抜群の省エネ性
川井浄水セラロッカは、省エネ性にも優れています。道志川からの35mの高低差を最大限活用し、
水源から濾過施設の浄水場までポンプ・電力を一切使用しないのです。
これで全体の電力使用量の3分の1の削減を可能にしました。
太陽光発電設備も導入し、施設自体の消費電力を最大70%削減できるようにもなっています。

・日本初、浄水場のPFI
川井浄水場は、また、浄水場施設としては日本で初めてPFI方式(Private Finance Initiative .
公共施設のの運営・管理・サービスの提供を民間に委ねる方式)を採用しています。
水処理大手のメタウォーターなどが出資する特定目的会社が事業者となり、20年間運営を
委託されました。
PFI事業は地元企業への恩恵が少なく、反発が出ることもあります。
そこで横浜市は事業者に「できる限り地元企業を採用して欲しい」と要請しました。
その結果、メンテナンスでは7割、建設では5割を横浜市内の企業が占めています。
この他、施設の運営・管理にタブレットを採用し、メンテナンスや点検履歴、写真などを
クラウド環境で共有できるようにしています。
・長期ビジョンのもと、いつまでも最先端に
横浜市水道局長土井一成氏は「人口減と給水量減を見据えつつ、いかに最適に設備更新を進めるかが
課題です」と言っています。このため横浜市では、浄水場1カ所あたりの効率を上げることを目的に、
1水源・1浄水場を原則に再編するつもりだそうです。セラロッカもその一環です。
長期的視点に立った浄水場のマネジメントとして、横浜の取り組みは全国のモデルケースとなる
事例でしょう。

横浜市は全国の自治体に先駆け、1980年代からベトナムなど新興国に職員を派遣したり、
研修生を受け入れたりと海外展開も積極的に展開してきた実績があります。
今、セラロッカという新設備とPFIという新方式で、水道マネジメントの未来を開きつつあります。
日本最初の水道を稼働させた横浜は、今もなお最先端を走っています。


 
  • 2014.07.25 Friday
  • 17:58
  • -


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